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香川真司は日本代表で何故、活躍できないのか?その理由について。

投稿日:2016年3月28日 更新日:

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最近の香川真司の評価がどうも、パッとしません。

クラブでは徐々にスタメンの機会が減り、日本代表での活躍も芳しくないんですね。

所属するボルシア・ドルトムントでの戦術変更に伴い、香川真司は調子を落としている様に見受けられます。

関連記事:香川真司の不調について。トゥヘル率いるドルトムントに何が起こっているのか?

先日、行われたワールドカップ二次予選、アフガニスタン戦でもスタメンを外れ、途中交代でゲームに入りましたが、完全に空回りしていた印象を与えていた感じを受けました。

香川真司は何故、日本代表で活躍できないのでしょうか?

香川真司のプレースタイルが現在の日本代表と合っていない。

代表選手でチームに合っている、合っていないというのはナンセンスで、合っていない選手は招集しなければいい話なのですが、香川真司は特別だと思います。

サッカーの実力、実績を考慮すれば、香川真司を上回る選手が日本代表に存在していないからです。

「香川真司の10番をはく奪しろ!スタメンから外せ!清武弘嗣がいれば必要ない!」

という事をネット上でコメントする方々がいらっしゃいますが、悪い言い方をすると、その方々はいわゆる『ニワカ』と呼ばれる人々です。

サッカー好きで、しっかりと香川真司のプレーを見ている方々であれば、香川真司を代表から外したり、スターティングメンバーに選ぶべきではないとは絶対に言えません。

日本代表の中での香川真司の実力は、図抜けています。いい方を変えれば、他の選手達と明らかに『モノが違う』んですね。

例えば、浮き球の処理の仕方を見るだけで、香川真司の凄さが分かる方には分かる筈です。そして、ボールのタッチ、動きが他の日本代表選手と正確さと速さが違います。

自陣の中でボールを受ければ、ほぼ100%ロストする事はありませんし、軽率なパスミスも皆無です。

ボールを的確に処理するというプレーでは、日本代表の中に香川真司を上回る選手は存在しません。それは、本田圭佑も含めてです。

ただし、相手を崩してボールをゴールに運ぶというプレーは、日本代表の中では香川真司は目立つ事は出来ません。

香川真司は周囲の選手達との連携を利用して、相手を崩してゴールを目指すプレースタイルなので、連携が合わないと存在感をなくしてしまいます。

セカンドボールをマイボールにする処理などでは、香川真司は存在感を出せますが、ゴールに直結するプレーに関わる面で、日本代表では存在感を出せていないのが現状です。

トップ下としてプレーする時、欲しいタイミングでボールが出てこない…ボールが来ても、香川真司が望む崩し方に周囲の選手が反応しない…

勿論、香川真司は周囲に合わせる様に努力している様ですが、それを意識し過ぎるせいか、余計に連携が合わなくなるという悪循環に陥っています。

しかも、頑迷なハリルホジッチが監督になる様になってから、日本代表は縦に速くという名目で、敵味方の状況など関係なく、雑に縦に展開するサッカーを強要されています。

関連記事:ハリルホジッチの戦術には全く期待できない…避けられない日本代表の弱体化。

しかも、過剰な競争意識を植え込んでいるせいか、選手それぞれが独りよがりなプレーを選択する様になり、連携プレーというものが見られなくなりました。

香川真司は周囲の選手とのパス交換を重ね、ボールタッチを増やす事でリズムを作るプレースタイルが特長なので、チームの選手との連携の深さが大切になります。

ですので、現状の日本代表では、彼本来の長所は発揮しづらいのでは?と思っています。

両サイドの選手達が裏を狙いすぎる為、守備のバランスを取らなければならないから。

ハリルホジッチ監督の攻撃戦術は、縦に速くボールを展開し、相手チームが守備体勢を整える前に得点を狙うというものです。

その為、ボールを奪った時点で日本代表のフォワード、両サイドの選手が一斉に相手のディフェンスラインの裏を狙おうと飛び出していきます。

上手くボールが前線に送られれば、数的優位の状況を作り出せるのですが、問題が一つあります。

それは、攻撃時に両サイドの選手が前線に飛び出してしまい、途中でボールを失った時、相手チームのカウンターのチャンスを与えてしまうという事です。

ハリルホジッチは両サイドハーフだけでなく、両サイドバックも高い位置に上げてしまうので、相手にカウンターのチャンスを簡単に与えてしまうんですね。

ですので、香川真司はトップ下のポジションですが、攻撃時に選手が一斉に上がってしまう為、自陣に残り攻撃が失敗した時に備えなければなりません。

オーストラリア戦で本田圭佑が1トップを務めた時、彼がボールを保持したならば、もっと前線に飛び出すべき。

という話がありましたが、両サイドの原口元気、小林悠がとにかく裏を狙い過ぎる為、自陣に残り、守備時を考え、彼等のスペースを埋めなければならないんですよ。

香川真司が全く存在感がない。

と言われていますが、彼はハリルホジッチがバカの一つ覚えの様に縦に選手を走らせる為、攻撃を控え、守備のバランスを取らなければならないんです。

現在の日本代表は、ボールを奪うと簡単に雑なロングパスを香川真司の頭上を越えて送り出す為、トップ下の選手として守備時にスペースを埋めるしか存在感を出せないんです。

本田圭佑も言っていますが、もう少し、パスを繋いで相手を動かした上で、ロングパスを送る様な戦術を採用すれば、もっと香川真司は活きるでしょう。

トップ下ではなく、シャドーストライカーとしての役割を担えばどうか?

日本代表で香川真司にトップ下を担当させるのではなく、思い切って、シャドーストライカーとして起用してみてはどうでしょうかね?

厳しい位置でボールを受けさせて、しかも、ゴールまで狙わさせる役割を香川真司に期待するから、彼はどんどん空回りしていくのだと思います。

単純に前のスペースに走り込ませて、アシスト、ゴールを狙わせるシャドーストライカーとしての役割を任せた方が、香川真司はのびのびプレー出来ると思うんですが。

バイタルエリアで相手を背負ってボールを受けさせるプレーは、どう考えても香川真司は得意とは思えないんです。

ですので、味方との連携で調子を上げる香川真司のプレースタイルに反しますが、ビルドアップは他の選手達に任せてしまって、ひたすらにスペースを突き、ゴールを狙うプレーを試してみてはどうなんですかね?

マンチェスターユナイテッドに移籍する前の香川真司は、バリオス、レヴァドンフスキという最前線でボールをキープ出来る選手のおかげで、前を向いてプレーをする機会が多かったです。

バリオス、レヴァドンフスキが起点になり、背後から香川真司が前を向いた状況でプレー出来た事が、彼がゴールとアシストを量産できた要因だと思います。

日本代表でも同じように香川真司に前を向いてプレーさせる事に専念させれば、彼は途端に活躍を始めると思います。

周囲の連携が期待できないので、どんどん前を向いて、スペースに走り込ませるプレーを香川真司にさせた方が、彼の持ち味を発揮できるでしょう。

日本代表の岡崎慎司は裏抜けだけでなく、最前線で起点になるポストプレーもこなせる様になっているので、彼と上手く補完させれば、面白い事になると思います。

背後からスペースを狙ったロングパスを香川真司に出しても面白いかもしれません。香川真司はボールの処理が上手いので、多少、荒いパスでもマイボールにしてくれるでしょう。

最前線でスペースを狙わせて、前に意識を強く持たせてプレーをさせる

日本代表で香川真司を活躍させる方法として、ベストだと思うんですがね。

ただ、頑迷なハリルホジッチには、そんな香川真司の特長を見抜く事も出来ず、相変わらずのトップ下の役割を押し付ける事しかできないでしょうね…。

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