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サッカー日本代表監督はハリルホジッチのままでいいのか…アギーレの方がよかったのかも?

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hariur

キリンカップで日本代表は、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に2-1の逆転負けを喫しました。

ブルガリア代表に大勝し、意気揚々と本試合に望んだはずですが、分かった事は日本代表はやはり、中堅国レベルのチームだったという事です。

ブルガリア代表に7-2で勝利した事から、少し調子に乗っていた雰囲気が日本代表に見えていたので、いい薬になったと思います。

特に日本代表監督のハリルホジッチの試合采配、交代には疑問が多すぎました。

元々、わたしはハリルホジッチでは日本代表は弱体化すると思っていましたし、それが現実化した試合だったとも思います。

関連記事:ハリルホジッチの戦術には全く期待できない…避けられない日本代表の弱体化。

前監督のハビエル・アギーレの方がまだ、日本代表を強化できたのだという印象を持ちました。

更に前任のザッケローニは、あのベルギー代表、フランス代表、オランダ代表、イタリア代表などの一流国相手に互角に試合が出来るチームを率いていました。

それに引き換え、ユーロ2016に出場する事すら出来ず、出場した選手が殆どベンチだったボスニア・ヘルツェゴビナ代表にホームで敗戦…

冗談抜きで、チーム編成を考え直した方がいいのではないでしょうか?

ボスニア戦を振り返りながら、ハリルホジッチの試合采配や交代枠の使い方の疑問などを挙げていきたいと思います。

ハイライン・ハイプレスを好むのは分かりますが、あれでは体力が持たない…

ハイライン・ハイプレスを仕掛けて、素早い攻撃を仕掛けたいという戦術は理解できますが、それを求めるには、日本代表の選手の質、戦術が未熟過ぎます。

高い位置からプレスを仕掛けるのは、体力の消耗が激しく、ディレイディフェンスに慣れ切ったJリーグの選手達にはキツイと思うんですよ。

しかも、連携を醸成できるクラブチームでは可能かもしれませんが、寄せ集めの代表チームでは、ハイプレスの連携を深めるのは難しいです。

しかも、攻撃は縦に速く展開する事をハリルホジッチは試合を通して要求するので、選手達は落ち着く暇もなく、精神的にも体力的にも時間が経過するに連れて激しく消耗していきます。

ハリルホジッチは公式試合よりも交代枠が多い親善試合では、疲労した選手をどんどん交代させる事でごまかしてきましたが、最終予選はどうするんでしょうね…?

ハイプレス・ハイラインを実行するのは、絶対にポゼッションサッカーも取り入れないと通用しません。

関連記事:ポゼッションサッカーを否定する風潮がどうもおかしい…日本代表に適した戦術の筈ですが…

チャンスがあれば、ショートカウンターで縦に速く展開するのはOKですが、無理な場合はじっくりとボールを回して無理に攻める必要はないんですよ。

ボールを回しながら試合を落ち着かせる事で、体力を維持、回復も狙えるんです。

それをハリルホジッチは明らかに無理な状況でも、闇雲に縦に縦にボールを展開する事を選手達に要求するので、徐々に相手も慣れますし、攻撃が雑になるんですね。

実際、香川真司、本田圭佑が不在の攻撃を牽引させるキーマンとして期待された、清武弘嗣は後半にはかなり疲労していた顔を覗わせていました。

ボスニア戦の前半は宇佐美貴史と共に効果的な攻撃を仕掛けていましたが、後半に入ると完全に存在感がなくなりました。

ハイライン・ハイプレス、ショートカウンターを狙いたいのは分かりますが、アプローチの仕方がおかしいのは明白です。

調子が良かった宇佐美貴史を何故?交代させてしまったのか?

最近、不調と呼ばれていた宇佐美貴史がキリンカップで大活躍を見せました。

伸び悩み、期待外れに終わった選手…何故?代表に呼ばれたのか?と招集が疑問視されていた宇佐美貴史ですが、終わってみれば、最も活躍した選手が宇佐美貴史でした。

ブルガリア代表もボスニア代表も宇佐美貴史のドリブルに全く対応が出来ておらず、彼のいる左サイドからの日本代表の攻撃は脅威となっていた筈です。

長らく、個人技で海外の選手と勝負する事が出来る日本人が出てこない…と言われていましたが、宇佐美貴史だけは圧倒的な個人技を披露していました。

しかも、課題とされていた守備、オフ・ザ・ボールの動きも大幅に改善されていて、危険な時は最終ラインに入り、シュートブロックを披露する。

スペースがあれば、どんどん味方を信じて走り込むなど、いい意味、悪い意味でも『天才』と呼ばれた宇佐美貴史とは違っていました。

ボスニア戦では本田圭佑、香川真司が不在の中で、前線の起点となり、完全に日本代表のキープレイヤーとしての質を見せていたんです。

…ところが、何故かハリルホジッチは後半戦に入ると、好調の宇佐美貴史がいる左サイドからの攻撃を止め、右サイドからの攻撃を指示していました。

ボスニアのディフェンスラインがかなり高かったので、浅野拓磨に裏を狙わせたかったという意図が明確に分かりました。

結果、日本代表の攻撃は単調になりました。ひたすら、浅野拓磨に雑なロングボールを闇雲に放り込み、脅威となっていた筈の宇佐美貴史の個人技を活かした攻撃はなくなりました。

しかも、後半の序盤で、宇佐美貴史をハリルホジッチは交代させ、日本代表はボスニア代表に逆転を許します。

…宇佐美貴史の交代理由は体力の問題と言われていますが、ブルガリア代表でフル出場を果たし、後半最後まで守備に奔走をしていました。

ハリルホジッチは体力の問題で宇佐美貴史を交代させたのではなく、縦に速く、ボスニア代表の裏を狙う戦術に切り替えたので、彼を交代させたのでしょう。

…本当に疑問の残る采配です。

確かに、高いディフェンスラインを浅野拓磨の快速で崩したいという意図は分かりますが、全く、その戦術は通用していませんでした。

それどころか、ボスニア代表は日本代表の単調な攻撃に時間の経過と共に対応を高め、余計に得点の予感がなくなったいったんですよ。

宇佐美貴史を残し、彼にボールを預けていたら、ボスニア代表は対応が後手後手になっていた筈です。なぜなら、宇佐美貴史のドリブルに誰もついていけていなかったからです。

自身が成功した戦術に拘り過ぎ…日本人の特徴に合わせた戦術と起用を。

ハイプレス、ハイライン、ショートカウンターを日本代表に浸透させたいのは分かりますが、もう少し、バランスをハリルホジッチは考えるべきです。

ちょっと、極端なんですよ。小回りが利いて、器用な選手が多い日本人選手に合った戦術と選手器用をしてもらいたいですね。

背が高くて、脚が抜群に速い選手達で占められた代表ならば分かりますが、どう考えても日本人選手は体格的にも単純な運動能力でも、海外の選手に劣ります。

しかし…本当に日本代表の監督をハリルホジッチに任せてままでいいのでしょうか?

ワールドカップ最終予選は意外に苦戦する気がしてなりません。

アギーレの方が良かった…と嘆く日がくるのかもしれませんね。

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