サッカー

Jリーグの守備力を向上させるには、ディレイ中心の方法を改めるべき。

投稿日:2017年1月8日 更新日:

Jリーグ ディレイ

クラブワールドカップでレアル・マドリードと真っ向から勝負を挑み、惜しくも負けてしまった鹿島アントラーズ。

ただ、Jリーグの1クラブがここまで、世界を代表するクラブであるレアル・マドリード相手に奮戦するとは予想が出来なかった筈です。

Jリーグは世界的なクラブ、リーグと比較され、その改善点などを常に指摘される立場にあった筈です。

しかし、鹿島アントラーズが徹底した守備的な戦術ではなく、自身のスタイルで挑む、かなりレアル・マドリードを追い込んでいたことで見方が若干、変化したのかもしれません。

ですが、その鹿島アントラーズの功績を積んだとしても、相変わらず、Jリーグの試合はスピード感に乏しく、面白みを感じさせない試合が多いことが現実です。

その元凶とも言われているのが、Jリーグ各クラブに浸透している『ディレイ・ディフェンス』にあると言わざるを得ません。

では、そのJリーグが各国リーグと比較され、非難されている『ディレイディフェンス』を改善する方法はないのか?

そのあたりを公開してみたいと思います。

守備の選択としてディレイは決して悪いことではありません。

現日本代表の監督であるハリルホジッチが、『デュエル』という俗語を勝手に作り出したおかげで、すっかり『ディレイ』が悪しき守備方法の様に扱われる様になりました。

この『デュエル』という言葉は、要するに攻守においての対人強度を上げる行為の意味を指すのでしょうか?

『デュエル』なんて用語は聞いたこともないし、サッカー界での共通認識が薄く、ハリルホジッチ監督が恣意的に作りだした言葉なので定義が難しいですね。

まあ、そんな話を置いておきまして、まず、言いたいことは守備時におけるディレイの選択は、決して悪いことではないという事です。

デュエル』が大切!という事でボールホルダーに対し、イケイケどんどんでプレスを掛けると、自陣のスペースを大きく空けてしまうというリスクがあります。

勿論、プレスを仕掛けた選手が空けたスペースを味方がカバーをしてくれれば、強力に守備が機能することは間違いありません。

ただ、状況を考えずに闇雲にボールホルダーに対して果敢にプレスを仕掛けるのは問題があります。

遮二無二、プレスを仕掛けたにも関わらずボールを奪う事ができない…最悪な場合、躱されてしまったならば、一気に数的不利な状況に追い込まれてしまうでしょう。

日本代表のボランチである、山口蛍選手の短所がまさにコレです。

彼はカウンターの起点となる選手に対する、積極果敢なプレスを素晴らしいのですが、時折、状況を考えずに仕掛けてしまいます。

結果、山口蛍選手がプレスに飛び出したスペースを相手チームに利用され、失点を招くケースを何度も作りだしています。

ですので、状況に応じて相手にプレスを掛けるのではなく、前を向かせてしまっても構わないので、自陣に下がる『ディレイ』を選択する必要があります。

相手にムリにプレスを掛けるより、後退して危険なスペースを埋めることの方が重要な場面があるのです。

ですので、ディレイディフェンスは決して守備の選択方法としては悪くはないのです。

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何故?Jリーグではディレイの選択が多いのでしょうか?

守備の選択方法として、ディレイは悪くはないと書きました。

ただ、Jリーグの各クラブは、要所要所の守備選択にディレイが多すぎるということが問題です。

何故?Jリーグでは守備時においてディレイの選択肢が多くなるのでしょうか?

あれだけ、批判の的となりつつも、一向にディレイの選択肢が減らないという事には、明確な理由がある筈です。

おそらく、その理由は『Jリーグでは、ディレイディフェンスが最も効率的な失点を免れる方法』という事が分析され、解明されているからでしょう。

彼らだって、批判をされながらも理由なくディレイディフェンスを行っている訳ではない筈です。

ただ、これはJリーグに限った話であり、海外リーグでは通用しない結論です。

Jリーグでは、どうしてディレイディフェンスが守備の選択として効率的なのか?

その理由は下記記事で公開しました。

関連記事:Jリーグが海外サッカーよりもスピードが遅いと感じる理由について

ディレイの選択頻度を減らすには、ミドルシュートの回数を多くさせること。

Jリーグの各クラブにとっては、試合の面白みを作り出すことよりも、『試合に勝つ』ことが大切です。

試合を行う当事者にとってはディレイは最善の選択ですが、試合を見る観客にとっては最悪の選択になり得るんですね。

ディレイの選択肢が多くなれば、プレースピードを減少し、見応えがない試合になってしまうからです。

ですが、当事者でない外部の方々が『ディレイ』を止めろ!と単純に連呼したところで、当事者である彼らは『勝つ』ことが大切ですので、簡単には止めません。

むしろ、現状よりも効率的に試合に勝つ方法として『ディレイ』の選択頻度を減らせざるを得ない方法を提唱した方がよいです。

そんな方法があるのか?

と思われるかもしれませんが、Jリーグよりも何十倍も資金が潤沢で各国の選手、監督のエリートが集まるリーグでは、Jリーグよりも『ディレイ』を行っていません。

彼らは守備の選択において、『ディレイ』を減らさなければ試合に勝つ事が出来ないということを知っており、餌食にされることも知っているからです。

『ディレイ』の選択肢を減らして、積極果敢にプレスを仕掛けざるを得ない攻撃方法があります。

それは、ペナルティエリア外から放つ『ミドルシュート』です。

ペナルティエリア外、バイタルエリア内で少しでもスペースを空ければ、強力なミドルシュートを放つ選手が数多く存在するとします。

そうなった場合、簡単に守備時においてディレイを選択すると、ゴールまでの距離が遠くても正確で強力なミドルシュートを好き放題に打たれてしまいます。

海外クラブでは、強力なミドルシューターはゴロゴロいるんですね。

彼らにとっては、引いてスペースを空けてくれるチームや選手は格好のカモなんですよ。

前を向けるスペースと時間をわざわざ用意してくれれば、得意のミドルシュートをどんどん打ってくるでしょう。

そもそも、シュートを打つのが嫌いなサッカー選手はいないでしょう。むしろ、自分の決定的な見せ場として積極的に打ってくるでしょうね。

ただ、Jリーグにはこの手の選手が非常に少なく『ペナルティエリア内まで細かく崩してからしかシュートを打たない』傾向が多いのが現状です。

だから、Jリーグではディレイディフェンスが強力に機能してしまうんです。

引いてゴール前のスペースだけ埋めれば、失点のリスクを限りなく抑えることが出来ますから。

ですので、Jリーグの試合をつまらなくしている元凶とも言われる『ディレイディフェンス』を改善する方法は下記に尽きます。

とにかく、ミドルシュートの回数を増やすこと。

以上です。

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