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バルセロナの失点率は何故、低いのか?その理由について。

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barusa

メッシ、スアレス、ネイマール。それぞれの選手の頭文字を取り、MSNと呼ばれています。

最強、バルセロナのMSN。この3人を前線に有するバルセロナに太刀打ち出来るチームはないとも言われる様になってきました。

長年、ライバル関係にあるレアル・マドリードに対しても、力関係は開く一方です。

リーガ・エスパニョーラだけではなく、プレミアリーグ、ブンデスリーグ、セリエAにも互角に太刀打ちできるチームは、無いのかもしれない…

そんなチームが現在のバルセロナです。この状況が続けば、前人未到のチャンピオンズ・リーグ2連覇も夢ではないのかもしれません。

今回は、バルセロナの強さと失点率の低さの理由について公開してみたいと思います。

選手の質が、ズバ抜けているバルセロナ。

バルセロナの前線にいる、メッシ、スアレス、ネイマールは強力なタレントです。

この3人はどこのチームに移籍しても、エースとして扱われますし、並みのエースと違い、所属するチームをたった一人で強豪クラブへ押し上げる力量を持っています。

しかも、その選手が3人も存在する上、その3人に勝るとも劣らない選手がバルセロナに存在しているので、選手の質だけでも他チームを圧倒しているのは間違いありません。

中盤に目を向ければ、アンドレス・イニエスタとセルヒオ・ブスケッツ。この二人が仮に移籍すると公言した場合、世界中からオファ―が殺到するでしょう。

そんなズバ抜けた選手達で構成されるのが、現在のバルセロナです。

選手層も厚く、ポリバレント性も高い選手が多いのも特長です。カンテラ上がりのセルジ・ロベルト、アルダ・トゥラン、アレイクス・ビダル。

インサイドハーフ、ウイング、サイドバックと幅広くポジションをこなせる選手達が、バルセロナをチームとして底上げしているのも強みですね。

1対1では抑えきれないメッシ、スアレス、ネイマール、イニエスタ。

現在のバルセロナが厄介なのは、1対1では対応しきれない選手が複数人、存在している事ですね。

前線のメッシ、スアレス、ネイマール然り、中盤のイニエスタも対人では、1人で抑えきれる選手ではありません。

しかも、それぞれの選手がその力量に胡坐を欠き、独りよがりな個人技に走る事なく、チームプレーに徹しているから手に負えないんですよ。

バルセロナの代名詞は狭いスペースでボールを回す、ティキタカをベースにしたポゼッションサッカーでしたが、最近のバルセロナは、縦に速く展開するサッカーも披露しています。

グアルディオラが監督だった時よりも、ポゼッション率は下がりました。

しかし、ルイス・エンリケが監督をする現在のバルセロナは、ロングパス1本であっさりと得点を獲得するカウンターサッカーも戦術として加える幅が出てきたんですね。

メッシ、スアレス、ネイマールは上述した様に、1対1では抑えきれない選手なので、彼等が協力し合えば、たった3人で対戦相手から得点を獲得する事が可能となりました。

他のフィールドプレーヤーは後方から彼等にパスを送る意外は、極端な話。守備に専念するだけで試合に勝ててしまうチームになってしまいました。

バルセロナの攻撃対策は、ハイプレスを仕掛けれるか、リトリート(自陣に深く下がる)してバイタルエリアに人数を揃える『パーク・ザ・バス』と呼ばれる守備戦術で、今までは、何とか対応可能でした。

しかし、ハイプレスを仕掛ければ、中盤を省略して前線のMSNにロングボールを送るだけで、あっさり攻略されてしまいます。

元々、1対1で抑えきれない選手が前線に3人もいるチームに対して、ハイプレスはリスクが高すぎる守備戦術です。

では、リトリート&パーク・ザ・バスでは?これでも抑える事は難しいです。

グアルディオラが監督を務めていた時から、バルセロナというチームは『ハーフコート』のサッカーに滅法強いんです。

どの対戦相手も基本的には、バルセロナ相手に自陣深くに選手を引かせて守備に当たらせます。バイタルエリアのスペースをガッチリ埋めて対応する守備です。

そんな状況に対して、バルセロナの攻撃のテーマは『ハーフコート』から如何に相手を崩すか?そのノウハウを何年も積み重ねてきているんですね。

自陣を固めた相手を崩す。それに最も長けたチームはバルセロナ以上に優れたチームは存在しないでしょう。

結局、ハイプレス、パーク・ザ・バスでも、バルセロナを完全に抑え込む事は不可能に近いです。何より、守備だけに気を回させるのも、バルセロナの思惑通りなのです。

バルセロナの失点率は何故、低いのか?

バルセロナは攻撃力の高さに注目がいきがちなチームですが、失点率が低いチームとしても有名です。

守備だけに目を向ければ、バルセロナというチームが何故、あんなに失点率が低いのか?どう考えてもおかしいんですよね。

中盤はイニエスタ、ラキティッチ、ブスケッツの3人。そして、両サイドバックのダニエウ・アウべス、ジョルディ・アルバはどんどん前線にオーバーラップをします。

ラキティッチの運動量が優れているとはいえ、両サイドのスペースをカバーするには十分ではありません。

それにイニエスタは守備技術は思ったよりも高いのですが、体格的な問題で大柄な選手に押し込まれる場面も何度かあります。

センターバックを務める、マスチェラーノはボランチが本職の選手。そして、イニエスタと同様に小柄な部類に入る選手なので、空中戦での競り合いに問題を抱えているんです。

ダニエウ・アウべス、ジョルディ・アルバの背後を突き、センタリングをどんどん放り込めば、バルセロナから得点を獲得する事は難しくない様に思えます。

実際、殆どのチームが上述した戦術を採っています。サイドにロングボールを展開し、そこからのセンタリングで得点を目指すカウンターです。

しかし、その戦術が殆どが上手くはいきません。

何故なら、サイドに正確なボールを展開する自体が難しいです。バルセロナからボールを奪った直後にサイドにボールを展開しようと思っても、すぐに複数の選手に囲まれます。

バルセロナ相手に守備を行うという事は、殆どの選手が自陣に戻りますが、同時にバルセロナの選手の殆どが、自陣に入ってくるという状態にもなるんです。

ボールを自陣で奪っても、バルセロナの選手が多く自陣に残っているので、すぐに囲まれてしまいます。

奪われない様にボールをキープしている間に、ダニエウ・アウべス、ジョルディ・アルバは自陣に戻り、サイドのスペースを埋めてしまうんですね。

ですので、バルセロナの後方のスペースを突く戦術は殆どが失敗をします。

仕切り直して、普通に攻撃をする時でも、あまり人数を掛ける事も出来ません。攻撃に人数を掛けるという事は、それだけ守備のリスクを上げるという事になります。

メッシ、スアレス、ネイマールが前線で睨みを利かしている限り、相手チームは攻撃に人数を掛けられないんですよ。

バルセロナと対戦するチームは効果的な攻撃を仕掛ける事が出来ず、守備に奔走されてしまいます。

結果、90分間を通して、バルセロナは相手の脅威的な攻撃を受ける回数が減り、同時に失点率も下がるいう訳です。

バルセロナの失点率の低さは、攻撃力の高さの賜物というのが理由です。

攻撃は最大の守備。これが、バルセロナの失点率の低さと強さの秘密です。

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